須恵諏訪神社 人吉球磨では珍しい信濃国諏訪郡諏訪大社の分社

1552年頃の建立と考えられています。

本殿はこの地域によくみられる覆屋があります。

拝殿は唐様(中国風)建築に多い手法を残しているといいます。

建造物は熊本県指定の重要文化財です。

本社は、信濃国諏訪郡(現在の長野県諏訪市)の諏訪神社(現在の諏訪大社)で、同じ神を祀ります。

ご祭神は諏訪大明神といわれる健御名方富命(たけみなかたとみのみこと)とその妃、八坂刀売命(やさかとめのみこと)です。

諏訪大社といえば、山の神様、狩猟の神様として有名です。

山林の多い人吉球磨地域にも諏訪神社は多いのかと思いきや、この地域に諏訪神社はあまり歓請されておらず、非常に珍しいと思われます。

1923年(大正12年)阿蘇神社、白木神社、水神社、山神社、八王子神社を合祀していると案内板にあります。

鳥居の額束も横幅が広く、横書きというのは珍しいと思います。

鳥居はあさぎり町指定の重要文化財です。

場所 熊本県球磨郡あさぎり町須恵2637

須恵諏訪神社周辺を諏訪原(すわのはる)といいます。

諏訪神社に由来した地名だと思います。