高沢観音堂 相良藩政下で、信仰が禁止された真宗を守り続けた地の観音さま

高沢観音は、熊本県球磨郡球磨村神瀬の高沢地区にある観音さまです。

稲荷神社が並んで鎮座しています。

高沢地区

高沢地区というのは、熊本県球磨郡球磨村神瀬(こうのせ)にある一地区です。

現在の一般的な行き方は、神瀬地区から登るのではなく、一勝地から県道263号線、高沢一勝地線を使って行くのが最短距離です。

役場の横から登ります。

旧神瀬村の一部ということは、昔は大瀬か大岩あたりから登っていたのかもしれません。

今見ると、こんな山奥に人が住み着いたのかを不思議に思うかもしれません。

しかし、高沢地区にはかなり以前から、集落が形成されていました。

高沢地区の鍾乳洞には、出土品から縄文人が住んでいたことが明らかになっています。

相良藩政下では、 信仰が禁止された一向宗を守り続けた地でした。

ご本尊

ご本尊は、木造十一面観音菩薩立像となります。

お堂にはもう一体、木造聖観音菩薩立像が安置されています。

旧暦の6月18日が大祭日になっているようです。

「ハタリダゴ」という団子を作って、参拝される方々をもてなしているそうです。

場所 熊本県球磨郡球磨村神瀬丁396

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