人吉市から県道33号線を 水上村方面へ向かって走ります。
すると、あさぎり町へ入ってすぐ、球磨川沿いに奇岩が表れます。
これを立岩とよんでいます。
立岩から球磨川をながめると、細長い岩がならんでいます。
これを魚背岩とよんでいます。
夏目友人帳の聖地
立岩から魚背岩をながめた景色そのものが夏目友人帳の聖地です。
「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」の特報で登場した風景のモデルといわれています。
©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
0:05くらいのところです。
「うつせみに結ぶ」では立岩もモデルとして登場していました。
©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
立岩
県道33号線は、その昔、江代往還といっていた道です。
江代往還において、立岩はシンボル的な存在です。
立岩は、かつての船着場で人吉に向けての船便があったそうです。
立岩の壁面には、人吉の俳人、 井上微笑の句碑があります。
句碑には「大根舟 続く炭舟 下り舟」とあります。
これは、1907年(明治40年)に、この船着場の情景を見て詠んだものだそうです。
反対側の石室には、石造地蔵菩薩坐像が祀られます。
これは、1901年(明治34年)に県道33号線の改修が完了した記念に建立されたものです。
あさぎり町の史跡に指定されています。
魚瀬岩
立岩のあたりの球磨川には、魚瀬岩とよばれる岩があります。
岩が球磨川の水で侵食を受け、特異な形で水面上に出ています。
その岩を魚背岩といい、景勝地となっています。
流れに沿った細長い岩が並んだ様子が、あたかも大きな魚が浅瀬を泳ぎ、魚の背だけが見えているみたいです。
専門的はこのような河床を「ヤルダン状河床」と呼んでいます。
水の流れが長年の間に岩肌を削り取ったため流線型の岩になったのだそうです。
魚瀬岩は、すぐ下流の古町橋の上から見た方が良く見えるかもしれません。
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