鮎帰小学校は、八代市坂本町鮎帰にあった、かつての村立小学校です。
2003年(平成 15 年)に、同校の責分校とともに、八竜小学校へ統合されています。
鮎帰地区
鮎帰へ行くには、山間を流れる油谷川をさかのぼります。
2020年(令和2年)7月豪雨の大災害があった、坂本地区から県道17号坂本人吉線を人吉方面に進みます。
路線名は坂本人吉線となっていますが、未開通のためそのまま進んでも人吉にはたどり着けません。
写真は2020年に撮影したものですが、豪雨前のものです。
鮎帰の集落は、県道以外は徒歩を前提としているような、とても狭い道路となっています。
校舎
校舎自体は鉄筋コンクリートの3階建ての建物で、古くは感じません。
閉校後は、鮎帰社会教育センターとして利用されています。
周辺にはあまり大きな建物もないので、集会所や避難所として貴重な存在です。
体育館などは、当面はこのまま使用できるような感じです。
避難所としても、600名が収容できる規模となっています。
プール跡も現存しています。
統合の経緯
旧坂本村内の小学校が統合したのは、八代市との合併前です。
統合は、児童数の減少によるものです。
村内の7小学校と1分校を統合した八竜小学校でも、5年生が2クラスあったほかは、1学年1クラスでした。
まとめ
旧校内の様子を一度良く見てみたいと思っています。
しかし、旧坂本村内は今回の豪雨被害で、最も被害の大きかったところのひとつです。
鮎帰小学校も、そばに油谷川が流れているのが気がかりです。
ある程度復旧が進むまでは、訪問を控えようと思っています。
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