上差尾小学校　阿蘇南外輪山のすそ野に広がる原野にポツンと佇む学校跡│Harada Office Weblog

上差尾(かみざしお)小学校というのは、かつて熊本県蘇陽町 (現在の山都町) にあった、公立小学校です。

跡地には学校当時の校舎こそ残っていませんが、随所にその片鱗が見られます。

原野に佇む学校跡

上差尾小学校跡へ行くには、上差尾の中心部から熊本県道 151号清和高森線を北へ向かいます。

しばらくすると、県道沿いに校門の石柱が見えてきます。

見える範囲に住宅はなく、ただ広い原野にポツンと学校跡があるように見えます。

1976年 (昭和51年) の航空写真を見ると、校地の北側に建物が集中して建てられています。

南側、つまり正門のある方には、広い運動場があったことがわかります。

しかし、残念ながら、1976年 (昭和51年) 当時の建物は何一つ残っていません。

唯一プールは、1976年(昭和51年) の航空写真と同じ場所にあります。

運動場の北側に、2003年(平成15年)に交流館が建てられ、現在の建物構成となっています。

かつて校舎があったのは交流館の北側ですが、現在は体育館が建っています。

学校跡の片鱗は随所に見られますが、特に色濃く残るのは記念碑群です。

閉校記念碑は2つあります。

ひとつは「和」と刻まれた閉校記念碑・・・

もうひとつには「蛍雪百十年　上差尾小学校跡」とあります。

裏面に沿革と校歌が書かれていました。

創立100周年記念碑には、「蛍雪百年之碑」と書かれています。

なお、上差尾小学校から、統合した蘇陽小学校までは6.2km。

コミュニティバスでの通学となります。