九州のへそ基石というのは、熊本県山都町にあるランドマークです。
![九州のへそ基石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まさに質量的な九州の中心地、つまりへそといえるスポットです。
へそとは?
![馬見原公民館 九州のへそ基石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
「九州のへそ基石」 でいうへそとは、九州の重心 (中心)という意味です。
![九州のへそ基石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
重心というのは質量の中心で、人間でいえばへそあたりになります。
![九州のへそ基石 銘板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山都町は、旧蘇陽町時代から「九州のへそ」として売り出していました。
![九州のへそ基石モニュメント](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
旧蘇陽町は、九州の東と西の分水嶺になっています。
![九州のへそ基石モニュメント](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
東側に降った雨は、五ヶ瀬川を流れ太平洋へ注ぎます。
![九州のへそ基石 ランドマーク](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
西側に降った雨は、緑川を流れ有明海へ注ぎます。
![九州のへそ基石 ランドマーク](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
では南北はどうかというと、地理的には明らかに北寄りです。
しかし、北には長崎半島があり、南には錦江湾があります。
![熊本県山都町 九州のへそ基石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
南北での質量を考えると、なるほどへそです。
![熊本県山都町 日向往還のモニュメント](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
馬見原
![山都町バス 馬見原バス停](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
九州のへそ基石があるあたりを、馬見原(まみはら)といいます。
![熊本県山都町 日向往還のモニュメント](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
肥後国(現在の熊本県) と日向国(現在の宮崎県)、さらには豊後国(現在の大分県)との交錯する日向往還沿いの町です。
![九州産交バス 馬見原中鶴バス停](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
江戸時代から昭和初期にかけては、交通の要衝として物資や人が集まり発展しています。
![九州産交バス 馬見原中鶴バス停](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1889年(明治22年)、町村制施行のさい馬見原町は、阿蘇郡唯一の町でした。
![馬見原ハ シャレタ町ナリ 観光案内看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1956年 (昭和31年)に3町村が合併し、蘇陽町となっています。
![馬見原追分の石碑](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
2005年 (平成17年)、さらに3町村合併で山都町になっています。
![馬見原公民館の忠魂碑](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
本当にへそか?
九州地図をながめながら、本当に重心かと疑ってながめると違って見えます。
![九州のへそ 九州地図](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長崎半島が重そうなので、本当の重心はもう少し西よりになりそうです。
DAILY PORTAL Z -3Dプリンタで日本の重心を求める
唯一見つけた九州の重心を検証したサイトでは、 本当の重心は美里町という結果でした。
![九州のヘソ時計台 交差点](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ただし、「九州のへそ」は、イメージ的な重心なので、科学的な根拠はどうでもいいのです。
![九州のヘソ時計台 交差点の道路案内標識](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
「九州のへそ」は、山都町により商標登録されています。
![九州のへそ時計台](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
科学的な九州の重心がある自治体が後で名乗り出ても、いまさら手遅れです。
![九州のヘソ山都町馬見原](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まとめ
![九州のへへそのおこり](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
九州のへその基石を見ると、経度と緯度までしっかり表示されています。
東経 130°45
北緯 31° 20
モニュメントをながめていると、もうここが 「九州のへそ」以外には見えなくなります。
スポット名:熊本県山都町 九州のへそ
— 早乙女さん (@mikantabibito) December 10, 2019
ひとこと:ココが九州のど真ん中#ツーリングマップル2020#読者投稿 pic.twitter.com/bDD26tomf3
マイナースポットかと思いSNSを見たら、時計台とともに意外と多くの投稿があります。
![九州のヘソ時計台](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
さすがは交通の要衝です。
![九州のへそ時計台モニュメントの石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
関連記事
【関連記事】弊立神宮 九州のへそ高天原に鎮座する最近注目の隠れ宮
【関連記事】男成神社 阿蘇氏代々の成人の儀式が行われた子供の健康と成長の神さま
【関連記事】通潤小笹円形分水 土木技術が生んだ美しい利水設備兼観光資源
【関連記事】通潤橋 観光要素に実用性と耐久性を備える国の重要文化財