金御岳(かねみだけ・472m)は、宮崎県都城市にある山です。
頂上の展望台からは、都城盆地方向に展望が開け素晴らしい景色が広がります。
登山道
金御岳は道路が整備されていて、頂上近くまで車で行くことができます。
登山道は5ルートあり、どのルートもその気になれば車でも登れます。
ただし、離合ができないし、歩いて登る人も通りますので気が抜けません。
国道222号線からふるさと林道で登るのが、遠回りのようですが広くて安全なためおススメです。
山頂近くの駐車場からの景色もすばらしいので、登山をしなくても景色を楽しめます。
展望台へは、ここからさらに階段を登ります。
サシバの館
サシバの館というのは、駐車場の正面にあるログハウス風の建物です。
日本自然保護協会
サシバというのはタカ科の渡り鳥です。
日本自然保護協会
夏場に日本周辺で繁殖し、東南アジア周辺で越冬します。
日本自然保護協会
日本をたち南西諸島沿いに、休憩しながら越冬地へ向かいます。
金御岳周辺はサシバの渡来地であり、サシバの館はサシバを見学できる建物です。
サシバが集団で飛ぶ姿を「サシバの渡り」といいます。
天の金山の鐘
展望台までの階段の途中に、ハート型の鐘があります。
天の金山の館(あまのかねやまのかね)といいます。
金御岳には3欲「食欲・性欲・睡眠欲」を断って、3日座り続ければ願いが叶うという言い伝えがあります。
3日も居座ることができない方は、3欲を絶ったうえで天の金山の鐘を鳴らしましょう。
願いを天に託せます。
さらに階段は続きますが、途中に鳥居があったり祠があったりするので、遠くには感じません。
10分もかからず頂上です。
展望台
展望台からは、大パノラマが広がります。
都城市民からすれば見慣れた景色なのでしょうが、初めて訪れると感動します。
西側には曽於市の末吉町が見えています。
ひときわ高い山々は霧島連山、この角度だと高千穂峰(1,574m)が最高峰に見えます。
実際は韓国岳(1,700m)が霧島連山の最高峰なのですが、距離的に遠いので小さく見えます。
そして、北側に見えるのが都城市です。
夜景 100選に選ばれるのは、宮崎県第2の都市・都城市の夜景が見えるためです。
ちなみに冬の朝方、都城盆地に霧がかかると、一面に広がる雲海を見ることができます。
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