金峰(きんぽう)ダムは、鹿児島県南さつま市金峰町にあるロックフィルダムです。
主目的は農地かんがいです。
金峰ダム展望駐車場
金峰ダムがあるのは、鹿児島県道20号鹿児島加世田線沿いです。
南さつま市の中心街・加世田と、県庁所在である鹿児島市を結ぶ快走ルートです。
県道沿いに右岸側からダムを見学できる、駐車スペースがあります。
この駐車スペースこそ金峰ダム見学のメインスポットです。
金峰ダムに関する説明も、この駐車スペースに設置されています。
かんがいについても説明してあります。
下流左岸側に見えるのは、鹿児島ボートレースのサテライトです。
チケットショップ金峰といいます。
下流側見学スポット
県道20号線からチケットショップ金峰へ向かうと、下流側から金峰ダムをながめられます。
駐車場がないので車道の端に寄せて駐車します。
チケットショップへ向かう車が、けっこうな頻度で行き交います。
道幅が広いうえ、下り坂の底なので、各車スピードに乗っています。
下流側からの見学は、交通事故に注意が必要です。
通常は、ロックフィルダムといえど、時間経過とともに、堤体は草木に覆われて、アースダムと見分けがつかなくなります。
金峰ダムの竣工は2003年(平成15年)です。
美しいロックフィル感が薄れていません。
毎年、メンテナンスされていることがわかります。
左岸側見学スポット
チケットショップ金峰から、長谷川上流へ上ってみます。
堤頂部を県道から見下ろしたときには、車が通っていました。
左岸の堤体入り口には、「一般車両進入禁止」の表示があります。
車両では入れませんが、徒歩なら大丈夫そうです。
柵の中には入れません。
できるだけ、コンクリート感を排除しようというしています。
洪水吐を見学します。
導流部を見学です。
金峰ダムの人造湖は、「金峰神麗湖」と名付けられています。
展望駐車場からのながめもよいのですが、左岸からのながめも悪くありません。
展望駐車場より近くでダムを見ることができます。
ダムの管理所らしき建物へは近づくこともできませんでした。
ダム湖を周回できそうな道路も整備されておらず、釣りができそうな感じではありません。
もちろん特定外来種は放流禁止です。
諸元
名称 | 金峰ダム |
場所 | 鹿児島県南さつま市金峰町大坂 |
水系 | 万之瀬川 |
河川 | 長谷川 |
型式 | ロックフィル |
事業者 | 鹿児島県 |
施行者 | 飛島建設・植村組・久保工務店 |
ダム湖 | 金峰神麗湖 |
目的 | かんがい用水 |
最高出力 (発電) | - |
堤高 | 57.9m |
堤頂長 | 230.0m |
堤体積 | 732千㎥ |
流域面積 | 13.9㎢ |
湛水面積 | 15ha |
総貯水容量 | 2,570千㎥ |
有効貯水容量 | 2,290千㎥ |
着手/竣工 | 1987/2003 |
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