小林共立自動車学校というのは、かつて宮崎県小林市にあった、県指定自動車教習所です。

構内では雄大な霧島連山をながめながら、自動車教習が行われていました。
小林自動車専門学校

小林共立自動車学校は、1966年 (昭和41年)、小林自動車専門学校として開校しています。

運営法人は、有限会社きりしま学園でした。

その後、小林共立自動車学校へ改称しています。

そして、2008年 (平成20年)に廃止されています。

競合

小林市民が自動車運転免許を取る場合、西の小林共立自動車学校か、東の野尻自動車学校(旧野尻町)といわれていました。

さらには、お隣のえびの高原ドライビングスクールも選択肢のひとつです。

野尻自動車学校は、小林自動車学校へ改称し、現在は梅田学園ドライビングスクール小林となっています。

少子化で普通運転免許取得の対象者が減少し、競争が激しくなったことがうかがえます。

変わりゆく学校跡

小林共立自動車学校は、一部マニアの間では、自動車学校の廃墟として知られています。

しかし、2022年(令和4年)には、何やら重機が多数配備されています。

コース跡も一部アスファルトが剥がされています。

以前から寄ってみようとは思っていましたが、いつでも行けると思い機を逸していました。

残念ながら、手つかずの往時の姿は見ることはできませんでした。

これまでも、いつか見に行こうと思いながらも、解体された遺構は数知れません。

形あるうちに行くべきことを思い知らされました。


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