白鳥神社は、日本全国にある神社です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にちなむ、白鳥信仰の神社であると思われます。
この記事は、熊本県球磨郡多良木町大字黒肥地に鎮座する、白鳥神社について書いています。
白鳥神社
全国にある白鳥神社ですが、熊本県ではあまりみかけません。
球磨郡で白鳥神社といえば、黒肥地のものくらいしか聞いたことがありません。
地域的に見ると、中部地区や南東北に多く分布しているようです。
ちなみに、奈良の大和や、大阪の河内にあるヤマトタケルのお墓を、白鳥陵とよんでいるようです。
黒肥地の白鳥神社
創建年代はわかっていませんが、鎌倉時代から鎮座の記録があります。
現存する切妻造の社殿は、江戸時代初期に造営されたものということがわかっています。
社殿内の武装男神立像2体は、平安時代後期のものいわれています。
また、製造年代はわかりませんが、古い銅製の懸仏(かけぼとけ)も安置されています。
白鳥神社が多良木町指定の重要文化財に指定されたのは、最近のことです。
2010年(平成22年)、社殿、男神像、懸仏は、3点揃って町指定重要文化財となりました。
境内
白鳥神社は、県道33号線、人吉水上線沿いにあります。
多良木自動車学園のところです。
参道入り口の鳥居です。
参道入り口の石票です。
参道の石段です。
参道はそう長くはありません。
社殿が見えてきました。
入り口の燈籠です。
手水です。
白鳥神社社殿です。