松谷阿蘇神社は、松谷棚田で有名な熊本県球磨村の松谷地区の神社です。
松谷地区というのは、田舎の交流館「さんがうら」があるあたりの集落です。
この集落の守り神として古くに創建されています。
沿革
創建年代は不明です。
1563 年に、黒肥地村の東光寺の住職が、白鳥が舞い降りた木の下を神域と定め、社殿を建立したという伝説が残っています。
そのためか、松谷地区の西向きでは、白い鶏や飼ったり食べたりしてはいけないと言い伝えられています。
覆屋のある神殿は、江戸時代に建てられています。
当時の建築様式を残した貴重な建物とされます。
球磨村指定の有形重要文化財となっています。
ご祭神
おなじみの阿蘇神社系のご祭神です。
- 健盤龍命(たけいわたつのみこと)
- 阿蘇津姫命(あそつひめのみこと)
- 速瓶玉命(はやみかたみのみこと)
速瓶玉命は、農耕だけでなく植林にも力を尽くした神さまとされています。
このあたりが、松谷阿蘇神社ならではと感じます。
まとめ
令和2年7月の豪雨により、未曽有の大被害を受けた球磨村です。
球磨村の観光施設の SNS は、2020年7月の豪雨以降ピッタリと更新が止まってしまいました。
道路については、仮復旧が進んできたようですが、復興については数年単位の時間が必要かもしれません。
いつの日か、元の美しい姿を取り戻す日が来ることを心から祈っています。
場所 熊本県球磨郡球磨村大字三ヶ浦丙乙429
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