七滝小学校は、かつて熊本県上益城郡御船町にあった公立小学校です。
七滝というは、七段の滝「七滝」にちなむ地名です。
七滝小学校の歴史は、新設された七滝中央小学校へ引き継がれています。
七滝村
七滝村はかつて、熊本県上益城郡にあった村です。
1889年(明治22年)の町村制施行時に、上野村と田代村そして七滝村が合併し、七滝村と称しました。
1955年(昭和30年)に7町村が合併し、御船町となっています。
村名は、七段の巨石を伝わって流れ落ちる七滝から名付けられています。
南北朝時代から朝廷に名前を知られていた、歴史ある滝です。
現在は水力発電所で取水するようになったため、普段は水が流れていません。
七滝神社の例祭と大雨のあとは放流され、滝がよみがえります。
七滝神社の例大祭は、毎年5月の第2日曜日です。
七滝社会教育センター
校舎は、七滝社会教育センターとして使われる現役の公共施設です。
主には、御船町恐竜博物館の収蔵庫として使われています。
貴重な文献や標本が保管されています。
閉校記念碑
玄関前には、閉校記念碑が建ちます。
赤みを帯びる自然石に、金色に輝く文字が刻まれます。
校章は別の石材製で、記念碑のトップに埋め込まれています。
プール
閉校記念碑の横には、プールが残されています。
水は抜いてあります。
25mの5コース、小学校としては標準サイズです。
遺構群
奥へ進むと、大木の森の中には石碑が並んでいます。
創立100周年記念碑です。
おそらく、学校の創立以前から、ここに生えるカエデの大木。
生け垣を越えると、うっそうとした森になっています。
さらに、オブジェ群がならんでいます。
体育館
体育館の横を通過し、いったん校地から外へ出ます。
南側へ回り込む道があります。
再び校地に入ると、七滝小学校の核心部です。
校舎
七滝小学校は、南側に向けて大きく開けています。
メインの2階建て校舎、運動場への出口は半地下1階です。
校舎に掲げられた、校歌の歌詞です。
運動場から見ると、3階建ての高さがあります。
メイン校舎横の階段を上がると・・・
屋根続きですが、平屋建ての棟になります。
平屋建て校舎の南側は、ミニ広場です。
草一本なく、閉校後も整備され続けている運動場です。
沿革
1874年(明治7年) | 七滝小学校創立 |
1896年(明治29年) | 七滝尋常小学校へ改称 |
1940年(昭和15年) | 七滝尋常高等小学校へ改称 |
1941年(昭和16年) | 七滝国民学校へ改称 |
1946年(昭和22年) | 七滝村立七滝小学校へ改称 |
1955年(昭和30年) | 御船町立七滝小学校へ改称 |
2007年(平成19年) | 御船町立七滝中央小学校を新設統合 閉校 |
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