大納(おおの)小学校は、かつて宮崎県串間市にあった公立小学校です。
統合先の都井小学校とならび、宮崎県最東南端の小学校となります。
大納地区
大納(おおの)地区は、1954年(昭和29年)串間市発足前は、都井村になります。
大納小学校から、サーフィンの名所「恋ヶ浦ビーチ」は目と鼻の先です。
伝説によると、鳥羽上皇が晩年に上陸した地となります。
鳥羽上皇は、大納の海岸から海の向こうの都(現在の京都市)を恋しがっていたといいます。
そのため、恋ヶ浦という名称がついたといわれています。
現在は、全国から人が訪れる、有名なサーフスポットです。
国道448号線を通って行く、ドライブコースです。
校内
RC構造の校舎が残っています。
宮崎県南端の串間市は、台風の上陸地です。
大納小学校跡は、現在も災害時の避難場所となっています。
恋ヶ浦には砂浜が広がっていますが、日南海岸は基本的にはリアス式海岸です。
したがって、山地も迫っています。
大納地区は、農林山村全部の要素を兼ね備えているともいえます。
統合先の都井小学校への通学も、山越えとなります。
恋ヶ浦トンネルが開通した現在でも、子供の足だと1時間 30 分以上かかるはずです。
沿革
2000年(平成12年) | 休校 生徒は串間市立都井小学校へ編入 |
2016年(平成28年) | 串間市立都井小学校と統合 閉校 |
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