OSAKO YUYA stadium は、鹿児島県南さつま市にあるスポーツ施設です。
もちろん、世界的サッカープレイヤー、大迫勇也選手にちなんだ名称です。
加世田運動公園
加世田運動公園は、南さつま市発足前の、旧加世田市時代からあったスポーツ施設の集まる公園です。
2020年(令和2年)に、かごしま国体のサッカー競技が開催されるのに先駆け、陸上競技場の改修工事を終えました。
新型コロナウイルスの影響から、かごしま国体は2023年(令和5年)に延期されています。
加世田運動公園陸上競技場のほかに、野球場、テニスコートなどがある広大な公園になっています。
大迫勇也選手
大迫勇也選手は、旧加世田市の出身です。
3歳から地元クラブチームに所属していたので、加世田運動公園では、何度も試合をしています。
中学時代は、鹿児島城西高校の提携校である、鹿児島育英館中学校に所属していました。
鹿児島城西高校時代の活躍は、多くの方が知るところです。
中学、高校は加世田市のとなりの伊集院町です。
中学進学時には、プロになると決めていましたが、プロになるまでは加世田に住んでいました。
はんぱないって
鹿児島城西高校時代は1年生からレギュラーで、3年生になる前から、総体やプリンスリーグで大活躍していました。
3年生になってからは、プリンスリーグで得点王、総体では最優秀選手となり鹿島アントラーズ入りが決まっていました。
最後の選手権で、相手選手が言った「大迫、はんぱないって」という発言は、後々まで語られることになります。
その言葉通り、10ゴール10アシストの大記録を残しています。
プロ選手としてのキャリア
鹿島アントラーズでの5年間で結果を残した大迫選手は、ドイツブンデスリーガーに活躍の場を移しています。
ドイツでは、得点数以上に、フォワードとして必要なすべて能力が高いという評価を得ています。
特にポストプレーをする時の体の使い方は、世界有数の技術です。
日本代表でも、いつしか代わりのいないエースストライカーとなっています。
市民栄誉賞
2019年(令和元年)南さつま市は、大迫選手に市民栄誉賞を贈くっています。
その副賞は、加世田運動公園陸上競技場の命名権でした。
「OSAKO YUYA stadium」は、現在の正式名称です。
ただし、命名権が有効なのは、2019年(令和元年)5月1日から5年間限定です。
大迫選手は、現地でこう語りました。
「ここからプロになる選手がどんどん出てきてほしい。できれば一緒にプレーしたい。」
大迫選手に続く名選手が、このスタジアムで育つことを願います。
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