錦江湾公園は、鹿児島県平川町にある公園です。
平川動物園の近くで見える、ロケットの見える丘に位置します。
ロケットのある公園
錦江湾公園といっても、錦江湾は広いので「どこ?」という感じです。
産業道路を南下して指宿へ行く途中に見えるロケット、といえば多くの人がわかるはずです。
思い返せば相当昔から、ロケットが見えていましたが、ずーっと平川動物園の施設と思っていました。
H-Ⅱロケットとは?
H-II(エイチツー) ロケットは、種子島宇宙センターから打ち上げられていた、国産液体燃料式ロケットです。
一方、内之浦宇宙観測センターから打ち上げられているのは、ミューやイプシロンとよばれる固体燃料式ロケットです。
いずれも、鹿児島県内から打ち上げられています。
錦江湾公園にあるのは、H-IIロケットですが、実際打ち上げられるわけではありません。
実物大の模型です。
ロケット広場
ロケットを置いてある場所は、錦江湾公園のロケット広場といいます。
国道226号線や産業道路からは何回も見ていますが、近づいたのは今回がはじめてです。
スケール感は写真では伝えづらいですが、とにかく大きく見えます。
全長49mを垂直に立ててあるので、ビルでいえば 12 階前後の高さです。
これなら、遠くからも見えていたはずです。
確かに、ここにお茶とおにぎりを持つてくれば神だし最高です。
しかし、油性ペンまで持ってくる用意のよさに、さらに驚かされます。
サザンピア21
鹿児島市制100周年記念事業
H-IIロケットの模型は、元をたどるとサザンピア 21 のシンボルでした。
鹿児島市制100周年記念事業
サザンピア 21 というのは、1989年(平成元年)に開催された、鹿児島市政 100周年を記念した都市博です。
かごしま市民のひろば 平成元年2月1日号
テーマは「火山と未来」、場所は谷山1号用地でした。
なんと60日間で88万人が来場したという記録的なイベントです。
都市博が終わった後、ロケット広場へ移設され錦江湾公園のシンボルとなっているわけです。
ちなみに、現在の谷山1号用地は、京セラの鹿児島七ツ島メガソーラー発電所になっています。
平川動物園の臨時ゲート
平川動物園の入場者が多い日は、メインゲートの駐車場まで車列ができます。
そんな日は、錦江湾公園を臨時駐車場にして、臨時ゲートで入場者をさばいています。
ただし、臨時ゲートからは遊園地までが遠くなります。
しかし、コアラ館が目的なら、臨時ゲートの方がかなり近くなります。
見晴らし広場
見晴らし広場というのは、錦江湾と桜島の見晴らしが美しい、広い芝生の広場です。
スペースランド
スペースランドというのは、宇宙をテーマにした遊具施設です。
さらに先へ進むと、ロケット広場へ行くことができます。
展望広場
展望広場は、ロケット広場のさらに上にあります。
錦江湾と桜島を、さらに上から見渡すことができます。
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