御祭神は 日本神話に登場する猿田毘古神(サルタヒコノカミ)です。
1456年に創建され、古くから雨乞いの神様として信仰されています。
子育てや安産祈願でも有名です。
おしらがさんの森
白髪岳の麓に鎮座しているため白髪神社となったと思われます。
境内は「おしらがさんの森」と呼ばれるコウヤマキやコウヨウザンの木々に囲まれています。
パワースポット感満載です。
日本遺産人吉球磨
白髪神社は2017年(平成29年)に「日本遺産人吉球磨地域」の50番目の構成文化財として追加されています。
青井阿蘇神社の流れをくむ上村相良氏の氏神社でした。
安産または雨乞いの神様として、代々の相良家の女性がご懐胎の際には、安産祈願に参詣していました。
干ばつの節は藩令をもって 雨乞い祈願がなされていました。
現在の白髪神社
2003年(平成15年)平成の大合併で5ヶ町村が合併しあさぎり町が誕生しました。
それまでは、神社のある村を町村制施行前から数百年、上村と呼んでいました。
もちろん、現在も上村の地名は残ります。
全国にある白髪神社と区別するため上村白髪神社と表記しています。
地元では、同じ町内にある皆越白髪神社と区別するために上村白髪神社という時もありますが、通常は単に白髪神社と呼んでいます。
こちらは皆越白髪神社の社殿です。
上村白髪神社は、毎年11月3日文化の日が例大祭となっています。
子供たちがすくすく育つように願い、赤ちゃん相撲や子供会対抗の相撲大会、少年剣道大会が開催されています。
白髪神社の参道入り口です。
この道向かい側が、麓馬場通りとなります。
麓馬場通りの武家屋敷
白髪神社から麓城に続く全長約350mの道を、麓馬場通りとよんでいます。
この通りは、かつてこの地を統治していた上村氏の家臣たちの屋敷や蔵があったといわれており、水路や蔵、石垣などが残っています。
武家屋敷は鎌倉時代に造られたといわれています。
麓馬場通りの石垣と生垣です。