熊本県のなかでも、特に知名度の低いのは熊本県の南部です。
裏付けをデータで見てみました。
熊本県地域図
地図で見ると、「八代地域」「水俣・芦北地域」「人吉・球磨地域」が熊本県南部です。
地理的には「天草地域」も南部ですが、海に隔てられているので、天草は天草で独立した感じです。
観光地としての地名度
熊本県内の年間宿泊客数における各地域の占める割合 です。
宿泊者が多い順に、「熊本市」「阿蘇地域」「天草地域」「菊池地域」となっています。
熊本県南部に宿泊する人は、全体の1割程度になります。
観光客数もほぼ似たようなものです。
熊本県の中でも、観光地として、ほとんど人気のない地区ということがわかります。
なぜ人気がないのか?
歴史的には、山地が多く、交通の便が悪かった地域です。
大雨が降るとたちまち孤立することもあり、「陸の孤島」とよばれていました。
そのため、観光開発に関しては、後発地となってしまいました。
ほかにもいろんな原因がありますが、後発であるからには、他の地域以上の魅力がないと巻き返しはできません。
その他地域の魅力に、勝てる魅力が生み出せていないのがいちばんの原因と分析しています。
かといって、観光要素がないわけではありません。
観光ホテルもありますし、温泉もあります。
歴史遺産は、他の地域よりも多いくらいです。
他地域との逆転がある得るか?
前向きに考えると、熊本県南部は、観光地として伸びしろが残っているということです。
最近は、ニーズが多様化し、団体での定番観光地巡りは減っています。
個人の嗜好に訴求すれば望みはあります。
あるきっかけで脚光を浴びて、観光客がどっと押し寄せるというのはよく聞きます。
しかし、現状で阿蘇や天草より観光客が多く訪れるようになることはあまり考えられません。
まとめ
熊本県内の穴場的なスポットが集まるのが、熊本県南部です。
渋滞しらずの道路で移動して、広々とした駐車場に車を停め、自然の中でのびのびと過す。
そんなところです。