田代小学校は、かつて鹿児島県南九州市にあった、公立小学校です。
ほとんどの学校設備は閉校時のまま美しく管理され、いまにも子供たちの声がきこえてきそうです。
田代地区
田代小学校の校区は、旧川辺町でも東端に位置していました。
川辺峠を越えれば鹿児島市であり、鹿児島市の谷山支所までは30分で着きます。
鹿児島市への通勤も視野に入る区域ですが、間には峠越えが入るので、積雪時などはムリでしょう。
学校跡から少し下ると、道の駅川辺やすらぎの館です。
田代小学校は、2019年(平成31年)に、川辺小学校と統合しています。
田代地区から少し北へ行けば、清水小学校の校区に入りますが、さらに北へ行くと旧神殿小学校の校区です。
神殿小学校も、2017年(平成29年)に川辺小学校と統合しているため、校区がとても広くなっています。
校地
開校したといえ、学校跡は美しく管理されています。
校舎をはじめ多くの学校設備がそのまま残されていて、教室から子供たちの声が聞こえてくるような錯覚すら覚えます。
センダンの木の下にはペンチが並べられ、地域の方の憩いの場となっている様子がうかがえました。
沿革
1886年(明治19年) | 田代簡易小学校として冷水で創立 |
1892年(明治25年) | 田代尋常小学校へ改称 |
1909年(明治42年) | 冷水木場東高地へ移転し校舎改築 |
1922年(大正11年) | 田代尋常高等小学校へ改称 |
1939年(昭和14年) | 現在地へ移転 |
1941年(昭和16年) | 田代国民学校へ改称 |
1947年(昭和22年) | 川辺町立田代小学校へ改称 |
2007年(平成19年) | 南九州市立田代小学校へ改称 |
2019年(平成31年) | 南九州市立川辺小学校と統合し閉校 |
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