宿利原中学校は、かつて鹿児島県肝属郡錦江町にあった公立中学校です。
閉校後は、宿利原地域コミュニティーセンターとして利用されています。
宿利原地区
宿利原地区は、錦江町神川の丘陵地にある集落です。
宿利原農村公園からは、大根占の町と錦江湾が見渡せます。
宿利原中学校跡地には、錦江町立宿利原小学校が隣接しています。
校区は宿利原小学校の校区と完全に一致していました。
宿利原小学校は現役です。
カラフルな案内板
歓迎してくれるのは、カラフルなアルファベットの案内板です。
前を通るととても気を引きます。
中学校時代からあるものではなく、コミセンになってからできたものです。
校門も閉校後広げられていて、当時の門柱は撤去されています。
校舎
校舎はRC構造2階建ての1棟スタイルです。
校舎はコミセンとして利用される、現役施設です。
手前の消防団詰所は、閉校後運動場だった場所に新築されたものです。
参考までに、中学校正面に残る新築前の消防団詰所です。
体育館
よく屋内運動場と書いてありますが、まあ普通に話すときは体育館です。
体育館もコミュニティ施設のみならず、緊急時の避難所として残されています。
プール
プールの規格は5コースです。
現在残るプールをつくる時点で、すでに過疎化がはじまっていたのでしょう。
記念碑群
記念碑があるのは、運動場の南端だった場所です。
創立50周年記念碑です。
閉校記念碑は、校歌の碑とセットです。
シンボルツリー
宿利原中学校のシンボルツリーは、校門両脇のイチョウの木です。
木造校舎から現在の校舎へ建て替えるときに、敷地内のレイアウトは大幅に変わっています。
しかし、校門の位置は今も昔も変わっていません。
学校の歴史とともに成長したイチョウです。
沿革
1947年(昭和22年) | 大根占町立宿利原中学校として創立 |
2005年(平成17年) | 錦江町立宿利原中学校へ改称 |
2008年(平成20年) | 錦江町立錦江中学校へ統合 閉校 |
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