赤フン海岸というのは、 鹿児島県日置市にある海岸です。
47kmに及ぶ吹上浜の一部となります。
赤フン海岸
赤フン海岸の近くには、駐車場やトイレ整備されています。
赤フン海岸は、2013年 (平成25年)からはじまった、赤褌(ふんどし)祭りなる祭典のメイン会場です。
赤褌祭りは、 日本一長い砂浜吹上浜 (47km)で、47,000 人が一本の赤褌で繋がって世界を熱くするプロジェクトです。
赤フン海岸にちなんだ祭りなのか、 祭りから赤フン海岸とよぶようになったのかはわかりませんでした。
吹上浜アベック拉致事件
吹上浜アベック拉致事件というのは、1978年(昭和53年)8月12日、 市川修一さん(当時23歳) と増本るみ子さん (当時24歳) が、 吹上浜に夕日を見に行ったっきり行方不明となった事件です。
2002年 (平成14年) の日朝首脳会談で、北朝鮮は2名の拉致を認めています。
北朝鮮の説明によると、 市川さんは1979年 (昭和54年)、 海水浴中に心臓まひで死亡したとされています。
また、 増本さんは1981年 (昭和56年) に、 心臓病で死亡したと説明しています。
しかし、死亡したとされる後に会ったと証言する元工作員もいて、北朝鮮の説明には矛盾点が指摘されています。
久多島
久多島は、 吹上浜の沖合12kmにある無人島です。
北朝鮮の吹上浜拉致事件で、 実行犯である工作員が拠点にしていたとされます。
当時、 複数の漁師が灯火を消して航行する不審船を目撃しています。
事件の1年前から、不審船については県警も把握していたとされます。
禁忌
吹上浜拉致事件以来、 地元の人は海岸に近づかなくなったといいます。
そのためか、さらなる拉致被害は確認されていませんし、海難事故もほとんど発生していません。
世代が変わった現在は、散策する人や魚釣りをする人をみかけるようになりました。
もともと離岸流(カレント)が激しいといわれていて、遊泳には向いていません。
防風林
吹上浜には広大な防風林が広がっています。
吹上浜拉致事件も絡み、曰くがあるのは赤フン海岸の防風林です。
- 高齢者が突然行方不明になり防風林の中で発見された
- 防風林内で首吊り自殺が相次いだ
防風林での遭難事故や自殺から、赤フン海岸付近は霊の出現ポイントとされます。
- 砂浜を歩いていると海に引きずり込まれそうになった
- 防風林内で遺体を発見したが、自分も無意識に首にロープをかけていた
実は、2002年(平成14年)に、吹上浜拉致事件の被害者が北朝鮮国内で生存していることがわかるまでは、赤フン海岸付近で目撃される霊は拉致被害者のものとうわさされていたといいます。
まとめ
現在、 吹上浜には多くの娯楽施設がつくられています。
ところが、そのほとんどが海岸ではなく防風林より内陸側にあります。
1978年 (昭和53年)の拉致事件が影響していると考えられます。
場所 鹿児島県日置市吹上町今田
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