有明海眺望堤防というのは、福岡県柳川市にある防潮堤防です。
筑後川の左岸の干拓地を塩害から守る高い堤防から、有明海を眺めることができます。
有明海
有明海は、島原湾に広がる海です。
干満の差が大きく、日本最大の干潟が広がります。
遠浅な海で古くから干拓が進められ、沿岸には広大な農地が広がっています。
干潟は多様な生物の生息域となるほか、水質浄化作用もあることがわかっています。
最近は、干潟の効用が見直され維持再生が図られています。
堤防からの眺望
そもそも、有明海に面する堤防は、ほとんどの場所で眺望は良いものです。
グーグルマップには有明海眺望堤防と記載されていますが、現地に行くと何の表示もありません。
それどころか、駐車場もなく有明海の手前に、ただ堤防が立ちふさがるばかりです。
しかし、堤防に上ってみると、一面に有明海が広がっています。
なるほど、有明海眺望堤防と名付けたくなる景色です。
陸地側に見えるのは、有明ひまわりセンターというゴミ捨て場と、柳川浄化センターという下水処理場です。
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