デモン・デ・マルシェといのは、宮崎市にある、道の駅的な複合商業施設です。
マルシェ的な一部店舗は閉店しましたが、 施設自体は形態を変え営業しています。
マルシェ
宮崎市から日南海岸を南下すると、国道220号線沿いに賑わっているお店があります。
いつも車がたくさん停まっているため、ついつい寄りたくなります。
中をのぞいてみると、売ってあるのはお土産だけではありません。
ダイニングレストラン・雑貨屋さん・パン屋さんがある複合商業施設でした。
日南海岸を通る際に、休憩がてらによる、道の駅的な施設です。
バイパスを通過すると、道の駅フェニックスを通らないため、こちらに寄っていました。
閉店
デモンというのは、日本語だと悪魔とか鬼という意味です。
マルシェ(市場) と組み合わせると、「鬼の市場」です。
かなりインパクトのあるネーミングは、日南海岸に広がる鬼の洗濯岩にちなみます。
ところが、2019年(令和元年)、閉店することがアナウンスされていました。
現在も営業中
2022年 (令和4年)に通ってみましたが、相変わらずたくさんの車が停まっています。
確かに、レストランとパン屋さん、それからお土産屋さんはなくなっています。
しかし、通路にあった雑貨屋さんは営業しています。
レストランは子供用品のリサイクルショップに変わっていました。
駐車場の隅にはキッチンカーも来ていて、賑わいは変わりません。
バイクに乗る人も、ここで一休みしています。
時代の流れ
日南海岸沿いを走る国道220号線は、かなり昔からドライブコースとして人気があります。
しかし、改良による高速化は、沿線の商業施設にとっては、必ずしもプラスに働きません。
しかも海沿いであり、ひとたび災害が起きると、復旧に時間がかかることもありました。
東九州自動車道が延伸中であり、将来を見越すと商業施設も変わるのは避けられないということでしょう。
デモン・デ・マルシェとしては閉店し、SAGARIO というキッズ用品店がメインに変わっています。
南郷包装
南郷包装というのは、日南市の包装資材の製造メーカーです。
2011年 (平成23年)に、デモン・デ・マルシェをオープンしています。
そのノウハウを活かして、道の駅なんごうの指定管理者となり、成功を収めています。
さらには、2020年 (令和2年) からは、串間市の都井岬観光施設 PAKALAPAKA の指定管理者となっています。
SAGARIO 宮崎店も、もちろん南郷包装の運営です。
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