えびの駅は、宮崎県えびの市にあるJR九州吉都線の駅です。
駅舎の管理状態も良く、中に入ると昭和時代の駅の雰囲気が漂います。
開業時からの駅舎
えびの駅には、1912年(大正元年)に開業した当時の駅舎が残されています。
吉都線17駅中、現存する唯一の木造駅舎となっています。
1986年(昭和62年)以来、無人駅となっていますが、駅合には駅員がいたころの名残があります。
往時の鉄道駅思い出させる、いわゆるレトロ駅舎です。
ホームの先には、霧島連山を見通せます。
旧加久藤駅
えびの駅は旧加久藤町の中心駅であり、加久藤駅として開業しています。
えびのは、1966年(昭和41年)に、飯野・加久藤・真幸の3町が合併して発足した町です。
鉄道駅もそれぞれ、飯野駅・加久藤駅・京町駅とそれぞれ旧町に中心駅がありました。
加久藤駅が現在のえびのとなったのは、1990年(平成2年)のことです。
ちなみに同時期に飯野駅はえびの飯野駅へ、京町駅は京町温泉駅へ変更されています。
映画の舞台
えびの駅は、2003年(平成15年)公開の映画、「美しい夏キリシマ」のロケ地となっています。
舞台設定は終戦直後であり、アルミサッシだったの窓枠は、もとの木枠に戻されました。
「美しい夏キリシマ」は、俳優・榎本佑さん初出演かつ初主演作品です。
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