袋池というのは、熊本県苓北町にあるミステリースポットです。
周りを木々で囲まれているのに、湖面には落ち葉が浮いていないといわれています。
富岡城
富岡城は1601 年に、天草の領主となった肥前唐津藩の寺沢家によって築城されています。
1637年には、島原の乱で一揆軍の攻撃を受けた古戦場です。
島原の乱後、領主となった山崎氏による大規模な改修を経て、1670 年に天領となったことで廃城となっています。
袋池神社
袋池は富岡城の外堀の様相を呈しますが、実は築城前からあった池です。
実はこの袋池、築城以前からの心霊スポットとウワサされていました。
現われていたのは、女性の霊や大蛇の霊といわれています。
ほとりにある袋池神社は、事態を重く見た富岡城主が、霊を鎮めるために建立したと伝わります。
袋池の怪
袋池のまわりは、木々に覆われています。
しかしなぜか、水面には落ち葉がないといわれています。
池の主の大蛇が夜明け前に娘の姿となり、水面を掃き清めているというウワサです。
袋池の伝説
昔、富岡の町の米屋に看板娘がいました。
実はこの米屋、秤(はかり)として使う升を細工しズルして稼いでいました。
これを知った娘は親の行いを悲しみ、袋池に身を投げ池に棲む大蛇となりました。
言い伝えですので派生した話はいろいろあるのですが、共通するのは娘と大蛇です。
しかも、袋池の水面の落ち葉は、娘が清めているという話につながっています。
まとめ
訪れてみて驚いたことに、本当に湖面には落ち葉が見当たりません。
昼間はのどかで、 娘や大蛇の気配はなく、畔には甲羅干しをするカメの親子がいます。
しかし、確かに暗くなってから訪れる場所ではないような気がしました。
そして、水面に落ち葉がないのは、科学的に説明できるのか?
現地を見ても、謎は深まるばかりです。
場所 熊本県天草市苓北町富岡
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