花瀬(はなぜ) 自然公園というのは、 鹿児島県錦江町にある花瀬を中心とした公園です。

千畳敷のような平らな岩の上を、雄川が流れていて独特の風景を生み出しています。
花瀬

花瀬では、雄川の河床に平らな岩が、2kmにわたり敷き詰められたようになっています。

岩にはところどころに割れ目があり、水量が増えると水面には白い波が立ちます。

この波が花のように見えるため、花瀬と名付けられています。

雄川は、別名・花瀬川とよばれるほど、花瀬には特徴的な風景が広がっています。

岩は阿多カルデラの火砕流によってできた、溶結凝灰岩と考えられています。

江戸時代より前から景勝地として知られていて、多くの人が訪れていました。

1977年 (昭和52年)に、県立自然公園に指定され、いろんなレクレーション施設が整備されました。

現在では、錦江町を代表する観光地となっています。

花瀬でんしろう館

マスコットキャラクターの名前を含む、花瀬でんしろう館は、 花瀬自然公園の中心施設です。

キャンプ場など園内施設の管理棟となります。


町のマスコットキャラクター 「でんしろう」も、普段は花瀬自然公園にいるとアナウンスされています。

お茶亭跡

花瀬は、令制国時代から名勝として評価された地でした。

「薩摩藩の人で花瀬の奇勝を知らない人はいない」といわれたほどです。

薩摩藩主の島津氏も、癒しの地として遊びに来ており、お茶亭で休んでいます。

錦江町でんしろうトレイル

訪れた日は、第9回錦江町でんしろうトレイルの開催日でした。

最初は駐車場が満杯なのに、見渡しても人はほとんど見当たらないため、 おかしいとは思っていました。

参加者は、8時代にスタートして、 トレイルランニング中です。

戻ってくるのは午後になるとのことでした。

場所 鹿児島県肝属郡錦江町川原

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