平川小学校は、かつて鹿児島県薩摩郡さつま町にあった公立小学校です。

清潔感あふれる、真っ白い校舎が印象的な小学校でした。
平川地区

平川地区は、旧宮之城町の北西にある地域です。

宮之城は北陸の各郷を結ぶ地理的な中心にあり、軍事上の重要拠点でした。

平川地区は、鹿児島市からさつま町を経て出水市へ至る、国道328号線沿いになります。

盈進小学校へ統合

2016年(平成28年)に、平川小学校はさつま町の学校再編により、盈進(えいしん)小学校へ統合しています。

盈進小学校の校名は、島津久治公が盈進館として創立したことにちなみます。

島津久治公は、宮之城の第15代領主です。

盈進館の創立は、1858 年(安政5年)のことで、鹿児島県内でも最古の学校といわれています。

校内

平川小学校は、シンプルで清潔感あふれる真っ白い校舎が印象的です。

校舎2棟と体育館は、コの字型に配置され中央が運動場になります。

現役の小学校といっても、何らそん色ありません。

それほどキレイに保たれているということです。

そして、運動場にある大きなシンボルツリーが特徴です。

ロープがかけられ、登って遊べるようになっています。

樹種はセンダンで、冬は葉を落とし日光を浴びることができます。

夏になると葉を茂らせ、涼しげな木陰をつくってくれます。

校門の掲示板には「大好き!平川小学校」と書き残され、生徒たちに愛されていたことがよくわかります。

創立100周年記念碑は、校内の一番東端です。

沿革

2016年(平成28年) | さつま町立盈進小学校へ統合 閉校 |
関連記事
【関連記事】柊野小学校 さつま町の彼岸花の里・柊野地区の小学校
【関連記事】遺構めぐりが楽しくなる本 いまそこにある建物の目的と背景