竈門神社(かまどじんじゃ)は、鹿児島県薩摩川内市にある神社です。
住宅街にこっそりたたずみますが、ひところから鬼滅の刃ファンが聖地として訪れ話題になっていました。
鬼滅の刃聖地
竈門といえば、鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎を思い浮かべる人も多いと思います。
鬼滅の刃というのは、2016年 (平成28年)から少年ジャンプに連載される人気マンガです。
2019年(平成31年)にはアニメ化され、さらに話題となりました。
2020年(令和2年)に公開された、劇場版鬼滅の刃~無限列車編~は、空前の大ヒット作となりました。
竈門神社が聖地といわれるのは、主人公の竈門炭治郎と同名だからです。
九州の竈門神社
竈門神社でググってみると、竈門神社は主に九州に分布しています。
最も有名なのが、福岡県太宰府市の宝満竈門神社です。
鬼滅の刃作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんが、福岡県出身であることから、いちはやく鬼滅の刃聖地として定着しています。
しかし、同名神社は数少なく、ほかの竈門神社へもファンが訪れるようになりました。
福岡県 | 太宰府市 | 宝満宮竈門神社 |
福岡県 | 筑後市 | 溝口竈門神社 |
大分県 | 別府市 | 八幡竈門神社 |
鹿児島県 | 霧島市 | 竈門神社 |
鹿児島県 | 薩摩川内市 | 竈門神社 |
九州南部のファンは、まず鹿児島県の2社を巡礼します。
竈門(かまど)神社は、鹿児島県霧島市にある神社です。 最近は、鬼滅の刃の聖地のひとつとされ、訪れる人が増えています。 人気マンガ鬼滅の刃 鬼滅の刃は、いまさら説明するまでも[…]
平佐城の守護神
薩摩川内市の竈門神社は、JR川内駅の東口にあるのですが、周辺は住宅街になっています。
一帯を平佐町といい、中世には平佐城があった地域です。
竈門神社は、平佐城城主・本郷三久(1573~1620年)が、火鉢製造の発展のため創建したといわれています。
勧請したのは、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)、火の神さまです。
また、カマドの守り神であり、平佐城の守護神、さらには藩政時代の平佐郷の守護神です。
そして、現在は平佐町の守護神です。
住宅街の神社
竈門神社の周辺は、住宅街になっていて路地が入り組んでいます。
近くまで行っても、平佐麓自治会館の裏手にあるので、路地から見えません。
自治会館の駐車場は、駐車を固く断わられていますが、イベントが行われていなかったので、停めさせてもらいました。
川内駅から歩いても10分はかかりません。
逆に、「さくら」も「つばめ」も全列車が止まる新幹線の駅まで歩いて行けるということは、鹿児島市はもちろん福岡市まで通勤通学圏内という、魅力的な立地です。
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