穂積(ほづもり・ほづみ) 阿蘇神社は、熊本県美里町にある神社です。
平安時代の創建時から、砥用(ともち)郷の総鎮守として現在に至っています。
由緒
天慶年間(938年~947年)に、阿蘇神社の大宮司・阿蘇維奉公が砥用郷に阿蘇神社を勧請したのがはじまりです。
創建当時は、小野穂積大名神社、長野大明神と称していました。
天正年間(1573年~1592年)、小西行長の宇土城主時代、兵火に遭い社殿・社宝を焼失しています。
慶長年間(1596年~1615年)に、緒方国徳が再興し祀職となりました。
現在の社殿は1784年に建てられたものです。
砥用の夫婦杉
境内には、町指定の天然記念物となる夫婦大杉がありました。
1999年(平成11年)の台風18号で倒れ、拝殿が全壊してしまいました。
再建工事は2000年(平成12年)に完工していますが、夫婦杉などのご神木を失っています。
高灯籠
参道の石段横には、高灯籠が奉納されています。
独特の形状をした石灯籠です。
拝殿
2016年(平成28年)には、熊本地震により境内は甚大な被害に見舞われました。
しかし、総代や氏子の皆さまの尽力により、早々の復旧を果たしています。
扁額もピカピカです。
本殿
風格漂う本殿には、見事な彫刻が施されています。
遠くから見ても、かなり手が込んだ造営となっていることがわかります。
様々な動物が彫られ、梁は竜のデザインになっています。
ご祭神
阿蘇神社同様、阿蘇十二神をまつります。
- 健磐龍命(たけいわたつのみこと)
- 國龍神(くにたつのかみ)
- 彦御子神(ひこみこのかみ)
- 新彦神(にいひこのかみ)
- 若彦神(わかひこのかみ)
- 阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)
- 比咩御子神 (ひめみこのかみ)
- 若比咩神(わかひめのかみ)
- 新比咩神(にいひめのかみ)
- 彌比咩神(やひめのかみ)
- 速瓶玉神(はやみかたまのかみ)
- 金凝神(かなこりのかみ)
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