井口八幡神社 境内の広さと力作庭園が物語る相良氏の重要武神

1247年、相良家第2代頼親が、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮を勧請して創建した神社です。

相良家代々の武神として崇敬が篤く、たびたびの戦に際し戦勝祈願が行われたといいます。

境内の敷地の広さからも相良氏に大事にされたことがうかがえます。

社殿と庭園

現在の建物は、江戸時代中期となる1699年の火災後に再建されたものです。

境内の庭園は、人吉城内の御館跡庭園を模したもので、同じ人物の指導により造られたと考えられています。

相良氏にとって井口八幡宮の重要性を物語る庭園といわれています。

ご祭神は応神天皇と神功皇后です。

武士の守護神で、鎌倉の鶴岡八幡宮と同じになります。

本殿と拝殿、神供所(じんくしょ)は、1699年に再建されたもので、人吉を代表する江戸時代の建築物といわれています。

鳥居も同時期のものと考えられます。

1962年(昭和37年)建造物は熊本県の重要文化財として指定を受けています。

2015年(平成27年)日本遺産人吉球磨の構成文化財5番となっています。

場所 熊本県人吉市井ノ口町949

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