甲突池(こうつきいけ)というのは、鹿児島市郡山町にある池です。
鹿児島市民にとってはおなじみの、あの甲突川の源になります。
甲突川
甲突川は鹿児島市の中心部を流れる、鹿児島市民になじみの深い川です。
鹿児島市内で見る甲突川からは想像できませんが、甲突池はその源流になります。
驚くほど透き通り、池にはコイや小魚が無数に泳いでいます。
池からあふれた水は、棚田の間を抜け、鹿児島市街に向けて流れ出しています。
総延長は26km。鍛冶屋町を抜け、天保山で錦江湾にそそぎます。
途中に抜けるシラス台地から、下流にシラスを運び川底に堆積するため、度々水害を起こすことでも知られています。
1993年 (平成5年) の 8.6 水害での、鹿児島市中心部の大浸水は甲突川が氾濫したものです。
八重の棚田
甲突池は、八重山 (676m) からの湧水を貯めた池です。
八重の棚田の水源池として、所有者の竹内氏が作った人工池となります。
1974年 (昭和49年)に旧郡山町に寄贈され、現在は鹿児島市の所有地となっています。
八重の棚田は、標高 400mに位置する石垣の棚田です。
鹿児島市の景観条例にもとづく、景観形成重点計画区域にあり、棚田の保全と景観形成が行われています。
場所 鹿児島市郡山町5290
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