久住高原ロードパークというのは、大分県竹田市にある一般自動車道です。

2016年 (平成28年)の熊本地震以降、全線通行止めになっています。
岩崎産業

久住高原ロードパークは、道路は道路なのですが、道路運送法でいう道路とはちょっと違います。

事業者が事業目的のため、つまり収入を得るため開設した道路です。

久住高原ロードパークは、鹿児島市に本社がある岩崎産業グループが運営しています。

岩崎産業といえば、あの佐多岬ロードパークを運営していた会社です。

佐多岬ロードパークは、2007年(平成19年)に町に売却し、町道になりました。

町道となってからは無料で佐多岬まで行けるようになっています。

ところが、町有化前の晩年の佐多岬ロードパークは、何度も料金を徴収すると酷評されていました。

久住高原ロードパークは、岩崎産業グループが所有したままです。

佐多岬は、鹿児島県肝属郡南大隅町にある岬です。 九州本土最南端の岬として知られています。 佐多岬ロードパーク 佐多岬ロードパークは、現在の南大隅町道佐多岬公園線です。 […]
観光道路

久住高原ロードパークと並行して国道442号線が走っています。

そのため、久住高原ロードパークが通行止めでも地域住民は何も困りません。

国道442号線より標高が高く、山裾の高原の見晴らしがいいため、もっぱら観光客が通行していた道路です。

展望レストラン

1994年 (平成6年)に供用をはじめたロードパークですが、少し遅れて展望レストランがオープンしました。

ところが、利用者が減ったとして、2001年(平成13年)には閉店しています。

その後も、トイレだけは使用できるようになっていました。

かなり変わった建物で、強く印象に残っています。
久住高原ロードパーク展望レストラン1994by高崎正治#architecture pic.twitter.com/nMDLKIDoS8
— michi (@archisound) January 14, 2018
昔、撮った写真がすこしだけありました。






もう一度寄ってよく見てみたいものです。


手掛けたのは、鹿児島県出身の高崎正治氏。 玉名天望館や輝北天球館と同じです。


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