久多良木（きゅうたらぎ）小学校は、かつて熊本県八代市坂本町百済来にあった公立小学校です。
八竜小学校
2005年（平成17年）の市町村合併を前にした、2003年（平成15年）、坂本村内の7小学校と1分校を統合して創立したのが、坂本村立八竜小学校です。
校名は、坂本町西部（さいぶ）にある、八竜山にちなんで名づけられたものだと思います。
統合した小学校は、下記のとおりです。
- 中津道小学校
- 田上小学校
- 藤本小学校
- 中谷小学校
- 鮎帰小学校
- 鮎帰小学校責分校
- 深水小学校
- 西部小学校
村内の小学校を統合した2003年（平成15年）、唯一残したのが、久多良木小学校でした。
しかし、市町村合併の翌年の2006年（平成18年） 久多良木小学校も八竜小学校へ統合されてしまいました。
久多良木小学校
2006年（平成18年）八竜小学校との統合の際、久多良木小学校は小学校としての役目を終えています。
校舎などの建物、敷地は現在、八代市久多良木社会教育センターとして利用されています。
薄緑色の切妻屋根の木造校舎は、外観を見ても温もりが感じられます。
小学校の環境としては、とても良かったのではないかと思います。
沿革
| 1875年（明治8年） | 陣之内小学校として創立 |
| 1892年（明治25年） | 上良石小学校を統合 |
| 1914年（大正3年） | 久多良木尋常小学校と改称 |
| 1941年（昭和16年） | 百済来西国民学校と改称 |
| 1947年（昭和22年） | 百済木西小学校と改称 |
| 1961年（昭和36年） | 坂本村立久多良木小学校と改称 |
| 1996年（平成8年） | 新校舎落成 |
| 2006年（平成18年） | 八竜小学校と統合し閉校 |
久多良木神社
1875年（明治8年）陣之内小学校として創立した当時は、学校施設は久多良木神社の境内に建てられました。
現在も、体育館のすぐ横が久多良木神社となっています。
プールは久多良木神社の一の鳥居の正面にありました。
久多良木神社の記事はコチラです。↓
関連記事
【関連記事】鮎帰小学校 熊本県道17号坂本人吉線を油谷川沿いにさかのぼる
【関連記事】責分校 熊本県八代市坂本町鮎帰地区のさらに奥山にあった小学校
【関連記事】西部小学校 坂本村でも下松求麻村でも、最も西部にあった小学校
【関連記事】百済来中学校跡 スポーツセンターとして超キレイに整備
【関連記事】遺構めぐりが楽しくなる本 いまそこにある建物の目的と背景