リトル東京というのは、鹿児島県日置市にあるミニチュア都市です。
実際に人が住んでいるわけではありません。
しかし、九州南部では、ロサンゼルスのリトルトーキョーより有名な街です。
東京の街並みを再現
リトル東京は、日本テレビの「スッキリ」で全国に中継されたため突然有名になりました。
しかし、一朝一夕でできたわけではありません。
オーナーの馬渡さんがたった1人で、2年かけて作られたものです。
しかも昼は本業をされているため、晩(夜)だけ作業されているのだとか。
東京の風景をオリジナリティを加え、リアルに再現しています。
もともとモノづくりがすきだったとはいえ、馬渡さんは75歳になられます。
冬は高い電気代がかかるにもかかわらず、ライトアップまでされていました。
衰えない情熱に驚くばかりです。
東京タワー
まず目に入るのは東京タワーでしょう。
なんと、10か月かけて作られた超大作です。
かなりの高さがありますが、製作中はこれに毎日登られたていたのでしょう。
渋谷センター街
スクランブル交差点から渋谷センター街までの街並みが再現されています。
わっぜ(鹿児島弁でとても)、力作です。
ビル1棟1棟のデザインと看板までもが細かくつくられています。
忠犬ハチ公もちゃんといます。
国立競技場
東京オリンピックに合わせて新しくなった国立競技場です。
馬渡さんは、隈研吾さんの設計図は手に入れていないはずです。
しかし、鉄骨と木材のハイブリッド構造をうまく再現しています。
超高層ビル
超高層ビルは、六本木ヒルズと西新宿の東京都庁舎が再現されています。
六本木ヒルズには、ヒルズ族というお金持ちが住んでいましたが、最近はあまり耳にしません。
東京都庁といえば、小池都知事は新型コロナウイルスで毎日のようにテレビで見ていました。
ヘアセット、メイクも馬渡さん作で、洋服は手縫いで作られています。
2次元作品
浅草寺の雷門は、スペースの関係もあり平面上に描かれています。
歌舞伎町には馬渡さん自身も遊びに行かれたことがあるそうです。
よっぽど楽しかったのか、雷門に比べ力作になっています。
靖国神社ですね。
子供にも楽しんでもらおうと、東京ディズニーランドも2次元で再現されています。
お台場
お台場といえば、やはりレインボーブリッジです。
これまた、超大作です。
道路標識までリアルに再現され高い完成度を誇ります。
さらにライブドアによるTOBが印象に残る、フジテレビ本社を再現しています。
お台場であとひとつ忘れてはいけなのが、パレットタウンです。
大観覧車が目印です。
まとめ
鹿児島のリトル東京は、リアリティーを追求するよりも、少しオリジナルな要素を加えてあります。
それが作品の愛嬌を生み、感動するだけでなく好感度が上がります。
愛される作品というのは、うまいだけでなく個性が必要なのがよくわかりました。
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