蓑毛観音は、相良三十三観音霊場の15番札所です。
![蓑毛観音堂](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
球磨郡相良村柳瀬新村にある観音さまです。
鐘林寺
蓑毛観音堂周辺には、墓地が広がります。
![蓑毛観音堂 遠景](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
かつては、鐘林寺(しょうりんじ)とよばれるお寺あったためです。
![蓑毛観音堂の立て札](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、鐘林寺は古くに廃絶しています。
![蓑毛観音堂参道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
観音堂の周辺には、古い五輪塔の残片が散乱しています。
![蓑毛観音堂 正面](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
東林寺の天端和尚(てんずいおしょう)が再興したのが、蓑毛観音堂の由来とされています。
ご本尊
ご本尊は、室町時代に作とみられる十一面観音坐像です。
台座には1690年に補修したときの墨書銘が残されています。
![蓑毛観音](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
16番札所の深水観音堂にあった長命寺のご本尊が、蓑毛観音堂に移されたものではないかと考えられています。
十一面観音像は、登頂に十一の化仏をもちます。
![蓑毛観音堂の御朱印箱](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これは、あらゆる方向で苦しむ人々を、あまねく救おうとする意志を形にしたものです。
長寿、家内安全にご利益があるといわれています。
![蓑毛観音の説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
60歳の還暦を迎えた人が、長寿と家内安全を祈り、立て旗を納める習慣が残っています。
ウトんかん
蓑毛観音は、別名「ウトんかん」とよばれています。
なぜ、「ウトんかん」なのか調べてみました。
![蓑毛観音堂玄関](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
方言で「ウト」というのは聞いたことがありません。
「烏兎(うと)」という言葉は、「年月」とか「歳月」など、時間の流れという意味を含みます。
![蓑毛観音堂入り口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ご本尊が、長寿にご利益があるため、そうよぶのかもしれません。
カッパの里
相良村にはカッパにまつわる伝説が残っていて、川辺川にはカッパが住んでいるといわれています。
![熊本県相良村のゆるキャラ
「サガラッパ」](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
「サガラッパ」という相良村のゆるキャラはカッパがモデルです。
![2019サガラッパ祭りポスター](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
夏に開催される「サガラッパ祭り」というイベントがあります。
蓑毛観音堂近くの川辺川河川敷が会場となっています。
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