宮崎県は、江戸時代には小藩に分かれていて、それぞれの藩で独自の文化が育まれています。
明治時代に宮崎県となった後は、交通網の整備で他県に遅れをとったものの、日豊本線開通後は目覚ましい発展を遂げました。
特に農業分野では、温暖な気候と豊かな水資源に恵まれ、農業王国・畜産王国とよばれるようになっています。
一面が太平洋に面していて、激しい潮流の日向灘は、良質な漁場となっています。
北部
北部は、江戸時代は延岡藩の所領です。ただし、椎葉山は人吉藩が治めています。
平野部は日向灘で獲れる海産物、山沿いでは山産物が特産品となっています。
最近、宮崎のソウルフードといわれる、辛麺も延岡市がルーツです。
中部
中部は、高鍋藩、佐土原藩、薩摩藩のなかに天領(幕府の直射地)が混在し、米良山には人吉藩が入るなど混沌としています。
昭和時代に宮崎市には、全国から多くの観光客が来ていたこともあり、お土産のラインナップも豊富です。
最近ではぎょうざの消費都市として、全国でトップ争いをしています。
西部
西部は、都城は都城島津家の所領で、現在のえびの市や小林市はその地理から薩摩藩領でした。
都城市は全国のふるさと納税の納税額ランキングで、トップ争いをしていることからもわかる通り、魅力的な返礼品がそろっています。
宮崎県が農業王国といわれるのは、西部の貢献あってのものです。
南部
南部の日南市は飫肥藩の所領でしたが、串間市は高鍋藩の飛び地でした。
温暖な宮崎県のなかでも最南端であり、自然環境にも恵まれるため、熱帯系の植物も平気で育ちます。
宮崎市から続く日南海岸は、まるで海外の南国を思わせる風景が広がります。
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