溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)は、鹿児島県曽於市にある洞穴です。
その神秘的な雰囲気から、パワースポットとして注目されているスポットです。
ミステリースピリチュアルスポット
駐車場から洞穴へ向かうと、鳥居が建てられています。
さらに入口には、岩穴観音像が置かれています。
周囲の雰囲気も神秘的で、パワースポット感満載です。
人は常駐していませんが、明るいうちは思いのほか人が訪れます。
ただし、暗くなってから訪れる場所ではなさそうです。
洞穴の大きさは?
入口の横幅は14.6メートル、高さ6.4メートルです。
全長は209.5メートルもあります。
洞穴の奥は真っ暗ですが、入り口に懐中電灯が常備されています。
奥へ進むと、ほぼ入口の広さのまま数十メートル続きます。
ただし、高さはすこすづつ低くなってきます。
さらに奥へ進めそうですが、100mも進まないうちに、崩落の危険があり立入禁止となっています。
どうやってできたの?
溝ノ口洞穴は、自然の産物です。
約2万9千年前に、姶良カルデラの大噴火で、シラスが溝ノ口川の谷に堆積しました。
火砕流堆積物は、温度が下がるときに溶結凝灰岩という岩になります。
溶結凝灰岩は、強溶結だと浸食されにくく、非溶結だと浸食されやすい特徴があります。
永い年月をかけて地下水が岩をほんの少しずつ浸食し、溝ノ口洞穴を造り出しています。
洞穴内では、縄文時代の人の生活跡が見つかっていて、約2000年前には洞穴ができあがっていたことがわかります。
溝ノ口洞穴への行き方
溝ノ口洞穴は、鹿児島県曽於市と宮崎県都城市の県境付近の山中です。
道中の道路はそれほど広いわけではありませんが、要所要所に案内板があります。
近くまで行けば、道に迷うことはないでしょう。
これだけ案内板があれば、人に道を尋ねる必要はありません。
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