勝ち運を呼ぶ武蔵像というのは、熊本市松尾町にある宮本武蔵の座禅像です。

晩年の武蔵をモデルにした大きな像が座禅を組んでいて、バカボンドファンも訪れています。
宮本武蔵

宮本武蔵 (1584~1645年) は、いわずと知れた江戸時代初期の剣の達人です。

13歳の時に有馬喜兵衛に勝利して以降、 60 数回の勝負に一度も負けることはありませんでした。

数ある戦いの中で有名なのが、巌流島での佐々木小次郎との戦いです。

以降、諸国を周遊していたのですが、57歳のとき、肥後藩の細川忠利公に招かれています。

晩年を熊本で過ごした武蔵は、霊巌洞にこもり五輪書を執筆しています。

バカボンド

バカボンドというのも、いわずと知れた宮本武蔵を題材としたマンガです。

吉川英治さんの小説「宮本武蔵」を題材にした、 スラムダンクで有名な井上雅彦さんの作品となります。

1998年(平成10年)からモーニングに連載中ですが、2015 年 (平成27年)からは休載中です。

勝ち運を呼ぶ武蔵像ほか、熊本の宮本武蔵ゆかりの地は、バカボンドファンも訪れる聖地のひとつとなっています。

ご利益

勝ち運を呼ぶ武蔵像は、2003年(平成15年)に、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の放映を記念して建てられたものです。
- 勝ち運祈願
- 合格祈願
- ぼけ封じ祈願

3つのご利益があるとされますが、 宮本武蔵が無敗だったのには理由があります。
- 勝ちたいと思う執念
- 綿密な計画
- 用意周到に実践
ご利益に預かるには運だけに頼らず、強く念じ計画し実践する必要があります。

なんといっても、武蔵自身の信念は「神仏は尊し、されど頼まず」です。

岩戸の里公園

勝ち運を呼ぶ武蔵像があるのは、岩戸の里公園の駐車場です。

メインスポットである霊巌洞へ行くには、駐車場横の坂を下ります。

雲巖禅寺

雲巌禅寺というのは、南北朝時代 (1336~1392年) に開山したお寺です。

霊巌洞にある石体四面の観音さまは、岩屋観音とよばれる雲巌禅寺の観音さまです。

霊巌洞へ行くには、雲巌禅寺で料金200円を払います。

五百羅漢

雲巌禅寺から霊巌洞へ行く途中の岩肌には、びっしりと五百羅漢が並びます。

江戸時代に25年をかけて造られたものです。

霊巖洞

もともと霊巌洞は修験道の聖地で、修験僧の修行地でした。

1643年に宮本武蔵が籠り、五輪書を書いた場所です。

五輪書というのは兵法書、すなわち剣術の奥義をまとめたものです。

前には、宮本武蔵が座禅を組んだという、座禅石があります。


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