仲塔小学校は、かつて宮崎県東臼杵郡椎葉村にあった公立小学校です。
閉校後は、簡易宿泊施設「仲塔渓谷の館」に生まれ変わっています。
中塔渓谷
中塔地区は、椎葉村役場から国道265号線、通称「ひむか神話街道」を通って、五ヶ瀬に行く途中にあります。
一帯の中塔渓谷に沿って十根川が流れています。
高規格道路が整備され、交通の便は良くなっています。
それでも清流の美しさは、秘境を感じます。
仲塔郷5地区(財木・木浦・奥村・胡摩山・仲塔)が、仲塔小学校の校区でした。
仲塔渓谷の館
仲塔渓谷の館というのは、中塔小学校の校舎を改造した、簡易宿泊施設です。
リーズナブルな値段で利用することができます。
宿泊だけではなく、会議や研修などにも利用できます。
スペック
和室2~5名 | 6畳2室 12畳1室 |
予約受付 | 8:30~17:00 |
電話番号 | 0982-56-6020 |
チェックイン | 16:00~19:00 |
チェックアウト | 10:00 |
ホームページ | 椎葉村観光協会 |
料金
大人 | 3,000円 |
中高生 | 2,000円 |
小学生 | 1,000円 |
遺構群
「渓谷の館」というネーミングがピッタリのロケーションです。
校門横には、校名の標柱とモニュメントが残されています。
校門の石段は、2002年(平成14年)には休校となり、生徒が通らなくなったため苔むしています。
校門の表札は石造で、末永く残りそうです。
「希望」と刻まれる石碑は、創立百周年を記念したものです。
仲塔小学校は、1974年(昭和49年)に創立100周年を迎えています。
土地を有効活用した体育館、1階部分が倉庫になっています。
運動場の照明設備は現役です。
沿革
1874年(明治7年) | 胡摩山小学校として創立 |
1890年(明治23年) | 仲塔尋常小学校へ改称 |
1941年(昭和16年) | 仲塔国民学校へ改称 |
1947年(昭和22年) | 椎葉村立仲塔小学校へ改称 |
2002年(平成14年) | 休校 |
2012年(平成24年) | 閉校 |
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