野下小学校は、かつて鹿児島県薩摩川内市樋脇町にあった公立小学校です。
市比野温泉と串木野市街の中間にある、野下地区の学校でした。
樋脇町
旧樋脇町は、市比野温泉で有名な町です。
2004 年(平成16年)に8市町村とともに、新設合併した薩摩川内市になっています。
現在も旧町域がそのまま、薩摩川内市の樋脇町になっています。
野下地区は樋脇町の南西部、いちき串木野市との市境近くになります。
藩政下には、木炭の産地として有名でした。
日本ボーイスカウト鹿児島県連盟野営場
野下小学校は閉校後、ボーイスカウト鹿児島連盟の野営場となっています。
連盟主催共催のイベントが開催されるなど、有効活用されています。
藤棚の下あたりに、野営場の雰囲気があります。
遺構群
校門の門柱と表札です。
閉校記念碑と校歌の碑です。
歌詞はこんな感じです。
運動場の校名標です。
運動場入り口の掲示板です。
お城みたいな石垣です。
体育館が見えてきました。
こっちが正門です。
正門横の百周年記念碑です。
さらにその横の石庭です。
体育館を側面側から見てみます。
側面側にも校名が掲げられています。
サクラの花がきれいでした。
フジだな
かつて校庭の隅には、センダンの大木がありました。
センダンの木にはフジの木が巻き付いていましたが、台風で双方とも失われました。
しかし、フジの木は再び芽を出したため、創立百周年事業でフジだなが造られています。
沿革
1901年(明治34年) | 野下尋常小学校として創立 |
1941年(昭和16年) | 野下国民学校へ改称 |
1947年(昭和22年) | 樋脇町立野下小学校へ改称 |
2004年(平成16年) | 薩摩川内市立野下小学校へ改称 |
2010年(平成22年) | 閉校 |
場所 鹿児島県薩摩川内市樋脇町野下 7970
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