雄川の滝は、鹿児島県南大隅町を流れる雄川(おがわ)の上流にある滝です。
青みがかった緑色の滝つぼを持つ、美しい大人気スポットです。
滝つぼ
目を引くのはなんといっても色です。
エメラルドグリーンとは、まさにこの滝つぼの色のことです。
次にその壮大さです。
落差46mで幅が60mもあります。
なぜ青いのか?
滝つぼの色が青いのは、水が青いからではありません。
下流で見た雄川の水は無色透明です。
通常、川が深くなると、深いところはほぼ緑色に見えます。
川底の砂が黒色だと、光を吸収し緑色に見えるからです。
雄川の場合、川底が白砂であるため光を反射します。
すると青色に近い色に見えるのです。
アクアベースカフェ
雄川の滝の駐車場までは案内標識がいくつも設置されています。
カーナビに入れるときは、「aqua base café」を目的地にします。
アクアベースカフェは、雄川の滝遊歩道の入口にあるお店です。
コンテナをリメークした建物で、お土産も販売しています。
瀧見遊歩道
滝つぼへ行くには、下流の駐車場から1,200mの遊歩道を歩く必要があります。
2016年(平成28年度)に訪れた時は、整備工事をしていて滝つぼまで行けませんでした。
遊歩道は、コンクリート敷になっています。
しかし、上りもあれば下りもあります。
普通に歩いて滝つぼまで20分くらいかかります。
大雨の後は、遊歩道が冠水することがあります。
集落跡
駐車場から遊歩道に入ると、すぐ集落跡があります。
1966年(昭和41年)まであった、牛牧集落です。
水害に遭い、全世帯が高いところに移転しています。
建物こそありませんが、整地された区画が残っています。
龍見大橋
瀧見大橋というのは、渓谷にかかる肝付グリーン道路の大きな橋です。
高さは約80m、長さは 150mです。
遊歩道の真上をまたいでいます。
清流のほとり
清流のほとりというのは、遊歩道の途中にある休憩スペースのことです。
名前の通り、清流のほとりでひと休みするのにいいスペースです。
滝つぼ展望所
これも文字通り、滝つぼをながめる展望所です。
下の砂州に降りたいところですが、これより先は立入禁止です。
滝つぼで泳ぐことはできません。
とても美しい滝なのですが、2000年(平成12年)までは遊歩道はありませんでした。
地元の人でも訪れることの少ない秘境スポットだったのです。
現在は、遊歩道と展望所のおかげで、安全に滝つぼを見ることができます。
雄川の滝上流展望所
上流側から雄川の滝を見る展望所もあります。
駐車場から、あまり歩かなくても展望所にたどりつきます。
しかし、滝つぼが遠くにしか見えないので、滝つぼ展望所の方がおススメです。
場所 雄川の滝 遊歩道入口 駐車場