大馬越(おおまごし)小学校は、かつて鹿児島県薩摩川内市入来町にあった公立小学校です。
明治初期に創立した歴史ある学校でしたが、2018年(平成 30 年)に閉校しています。
大馬越
大馬越(おおまごし)地区は、旧入来町の南部に位置する地域です。
入来峠をはさんで鹿児島市と隣接しています。
明治初頭には小学校ができ、古くから小学校を拠点とした村づくりをしています。
山間の集落が多く、農林畜産業が主産業です。
近年になり、きんかんやお茶、園芸品など多品種化を進め、特産品化しています。
しかし他の農山村同様、昭和 30 年代をピークとして人口減少が進んでいました。
入来小学校への統合
大馬越小学校の校区では、近年特に少子高齢化が進んでいました。
2018年(平成 30年)に、旧入来町の4 小学校のうち、3校が入来小学校へ統合されることになります。
これにより、大馬越小学校は閉校しています。
校内
大馬越小学校は、国道328号線沿いです。
国道を走っていると、いやでも目に入ります。
国道 328号線は、鹿児島市から出水市まで、薩摩半島北部を縦断する国道です。
改良が進み、走りやすい道路になっています。
現在は、国道側から校内に入ることはできないようになっています。
小学校前にはバス停があり、歩道も広くなっています。
南側に入ると旧正門なのか、門柱が建っています。
運動場は今でも地域の人が大切に使っているのか、手入れされています。
プールの水は抜いてありました。
校舎は運動場から見上げる位置にあります。
沿革
1871年(明治4年) | 前川内郷校として創立 |
1876年(明治9年) | 大馬越小学校へ改称 |
1887年(明治20年) | 大馬越簡易小学校へ改称 |
1892年(明治25年) | 大馬越尋常小学校へ改称 |
1926年(大正15年) | 大馬越尋常高等小学校へ改称 |
1941年(昭和16年) | 大馬越国民学校へ改称 |
1947年(昭和22年) | 入来村立大馬越小学校へ改称 |
1948年(昭和23年) | 入来町立大馬越小学校へ改称 |
2004年(平成16年) | 薩摩川內市立大馬越小学校改称 |
2018年(平成30年) | 閉校 |
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