大山駅は、鹿児島県指宿市にある、JR九州指宿枕崎線の駅です。
一大観光地となった西大山駅のとなりの駅となります。
日本で3番目に南端の駅
大山駅周辺には、鰻池や長崎鼻、山川砂むし温泉などの観光地が目白押しです。
さらに、となりの西大山駅は日本最南端の駅として、大勢の観光客が訪れます。
しかも、反対どなりの山川駅は、日本最南端の有人駅です。
対して、大山駅自体を観光目的で訪れる人はほとんどいません。
実は大山駅は、西大山駅・薩摩川尻駅に次いで、日本で3番目に南端の駅です。
構内に入らないと全容が見えない
大山駅は、薩摩半島の南岸を横断する国道226号線から、わずか200mしか離れていません。
にもかかわらず、国道226号線から駅の姿を見ることはできません。
周囲はゆるやかな傾斜の原野で、構内に入らないと全容が見えない立地です。
単式ホームと待合所
1960年(昭和35年) の開業当初から無人駅で、駅舎はなくホーム上の待合所だけがありました。
当時の1面2線の島式ホームは、現在1面1線の単式ホームになっています。
構内配線には2番ホームがあったころの名残があります。
しかも、保線に使用するのか、2番ホーム跡の先には、鉄道資材が積上げられています。
東武鉄道大山駅と同名
大山駅といえば、東京都板橋区にある東武鉄道東上本線大山駅が同名駅となります。
国鉄の駅ならば、後からできた指宿枕崎線の大山駅は、旧国名を冠し薩摩大山駅だったでしょう。
現在も東上線の大山駅と同名駅なので、乗換案内などで調べるときは少々面倒です。
場所 鹿児島県指宿市山川大山
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