地元では「ラムネ水」と呼ばれている炭酸の鉱泉です。
ほのかな炭酸水が湧く泉源のことです。
鉱泉
その昔、大木川の下流で水を飲んだ修行僧が「上流に薬水があるに違いない」と言ったことから、ラムネ水が発見されたといわれています。
この地域では、昔から薬効があると飲用や浴用に利用していました。
昭和30年代、泉源のすぐ上流に小さな砂防ダムが造られています。
砂防ダムは泉源を探すときの目印になります。
湧水は近くのコンクリート水槽までパイプで引かれています。
泉源は川より少し高いところにあります。
崖を登りたくない人はコンクリート水槽の水も同じ水質なので、そちらをご利用ください。
いかにも鉄分が含まれていそうな色です。
玉詰めビンに入った炭酸飲料のラムネをイメージしていた方は、びっくりすると思います。
甘みはないし、炭酸もほのかに感じる程度です。
ミネラルや鉄分が豊富な感はあり、薬としての効能はありそうです。
夏目友人帳の聖地
一般的にはマイナースポットですが、夏目友人帳の聖地としては有名です。
4期 第13話 「遠き家路」 で、夏目が友人たちと向かった場所のモデルといわれています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
ラムネ水だけではなく、泉源へ行くまでの道もアニメで登場しています。
分かれ道のシーン。
迷わず川沿い(右側)を進んでください。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
道沿いの用水施設です。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
どこにあるの?
権現谷に行きたいといっても、地元の人でないとわからないマイナースポットです。
カーナビでもムリかもしれません。
グーグルマップだと白髪岳登山道へ誘導され、たどり着けませんでした。
入り口の目印は養蚕施設のトイレ
入り口は県道43号線にある、白髪岳登山口入り口近くのトイレです。
目印のトイレは、ひと昔前農協の蚕の飼育施設のあったところにあります。
養蚕の神様でしょうか?
碑文をみると、ここらへんが球磨郡の養蚕の発祥地のようです。
トイレの横に案内板があります。参考になりますけどアバウトです。
案内板の向かい側がラムネ水への入り口です。
未舗装道路
直進すると未舗装道路になります。
案内の標柱によるとあと0.9㎞でラムネ水です。
夏目友人帳のシーンでも登場しましたが、分岐があります。
案内板はありませんが、右側の川沿いを進みます。
この先ラムネ水までUターン場所や駐車場がありません。
私は、ここに車を駐車しました。
あまりいい道ではありませんが、轍からみると交通量はあるみたいです。
この橋の先に砂防ダムがあります。
冒頭書いたように、砂防ダムが目印です。
橋の先に泉源があります。右下にコンクリート水槽がみえています。
未舗装道路になってからは、案内表示がみあたらず、GPS頼りでした。
おまけ
昔使っていた農業用水路の遺跡がありました。
砂防ダムあたりからポンプアップしていたみたいです。
水路はコンクリート製でした。
水路橋の橋脚は浸食で崩れそうでした。
この下流にポンプ施設ができたので、放棄されたのだと思います。
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