竜ヶ城磨崖梵字(りゅうがじょうまがいぼんじ)は、鹿児島県姶良市にある史跡です。
![竜ヶ城磨崖梵字](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
蒲生(かもう)城の崖には、1700文字にもおよぶ梵字が刻まれています。
梵字とは?
![竜ヶ城の岸壁](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
蒲生城は1120 年頃、蒲生氏が築いた山城です。
![竜ヶ城の岸壁](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
竜が伏せたような地形をしていたことから、別名「竜ヶ城」とよばれました。
![竜ヶ城磨崖梵字のある崖地](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
竜ヶ城の山の斜面は、険しい崖状の地形になっています。
![竜ヶ城磨崖梵字](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
その岩肌には、1700字もの梵字が刻まれています。
![竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟の説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1カ所にまとめてあるものとしては、日本最多の磨崖梵字といわれています。
![竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そもそも、梵字というのは古代インドの文字記号です。
![竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
竜ヶ城に刻まれた梵字は、ひとつひとつが仏さまを表しているといわれます。
![竜ヶ城磨崖梵字](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
つまり、竜ヶ城の崖には、1700 体の仏さまが刻まれているということです。
![竜ヶ城磨崖梵字の横穴](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
地元では「聖仏」とよばれ崇められてきました。
![竜ヶ城磨崖梵字の横穴](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
蒲生氏
![竜ヶ城磨崖梵字の横穴](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
鹿児島神宮の大宮司藤原氏の一族であった藤原舜清は、大隅国蒲生院に蒲生城を築き、自ら蒲生氏を名乗り領主となりました。
![竜ヶ城磨崖梵字の横穴](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
鎌倉時代から室町時代にかけては、守護職である島津氏との関係は良く、家老を務めるほどでした。
![竜ヶ城磨崖梵字 危険な山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
島津家に内紛が起こると、 肝付氏らと組み島津宗家に対抗姿勢を見せるようになります。
![竜ヶ城磨崖梵字 危険な山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
戦国時代になると、立地的に大隅国と薩摩国の境界にある蒲生は、争いが絶えませんでした。
![竜ヶ城磨崖梵字 休憩用のベンチとテーブル](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊臣秀吉の九州討伐のさい蒲生氏は、密かに独立を画策したとされ島津義久に自害させられました。
![蒲生郷](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
江戸時代の外城・蒲生郷は、城下町に置かれた地頭仮屋を中心としたものです。
![竜ヶ城磨崖梵字 | 見学時の駐車スペース](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
心霊スポット
![竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟 入口の標柱](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
竜ヶ城磨崖梵字にたどり着くには、ちょっとだけ山道を歩きます。
![竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟 入口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山登りが趣味の人なら、 全く苦にならない程度です。
![竜ヶ城磨崖梵字までの階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ただし、 崖の周辺は崩落個所があり、落石の危険があります。
![竜ヶ城磨崖梵字](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
夜間訪れるのは、とてもおススメできません。
![竜ヶ城磨崖梵字 危険な山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
昼間でも大雨の後や積雪時などは、滑落の危険がありやめておくべきです。
![竜ヶ城磨崖梵字 危険な山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかも、心霊スポットとのうわさがあります。
![竜ヶ城磨崖梵字 危険な山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
目撃される霊は以下のようなものです。
槍を持った鎧武者
斬首された遺体
助けを求めてくる女性
蒲生城の周辺は、戦のたびにたくさんの戦死者で埋め尽くされました。
![竜ヶ城磨崖梵字までの山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
磨崖梵字までの山道もおそらくは、戦国時代の戦場だったことでしょう。
![竜ヶ城磨崖梵字までの山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
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