寒川ダム　住民がいない三財川上流域のダム│Harada Office Weblog

寒川(さぶかわ)ダムは、宮崎県西都市にある重力式コンクリートダムです。

三財川総合開発事業の一環として上流にある立花ダムとともに建設されています。

人里離れたダム

寒川（さぶかわ）ダムは、一ツ瀬川水系三財川につくられたダムです。

あの廃村集落「寒川」のとなりの谷になります。

寒川小中学校　集団離村により廃村となった寒川集落の学校

寒川集落より寒川ダムのほうが、はるかに短時間で行けます。

しかし、三財川の上流には集落跡すらなく、さらに秘境ともいえます。

狭い渓谷にあるダムで、撮影スポットはかなり限定されます。

金網で仕切られ、堤体には近づくことができません。

駐車ペースも限られています。

冬でも手前の枝で、全景が撮れません。

ローラーゲートを撮った写真にも、手前の枝が映りこんでいました。

木の枝が映らないようにするには、この角度しかありません、

寒川ダムの管理所は、右岸の道沿い、ダム湖の崖に張り付くように建てられています。

1963年(昭和38年)に竣工したダムであり、管理署も同様です。

見た感じ無人化され、遠隔管理されている様子です。

寒川ダムは、堤高 33.5m、堤頂長 63.1mと比較的小規模なダムとなります。

下流の三財発電所で 8,800kwのダム水路式発電を行っています。

発電専用ダムですが、下流に一定水量を流す役割も担っています。