地元では「しばがみさん」とよび親しまれています。
直立する男性のシンボルが目印です。
人吉街道
柴立姫神社の前の道は、江戸時代、人吉街道といっていました。
相良氏が参勤交代で江戸との間を往来していた道です。
現在は県道304号線となっています。
国道219号線は、人吉街道とは球磨川をはさみ、対岸側につくられています。
柴立姫神社は、この人吉街道沿いを一勝地から2㎞ほど下流側に下ったところにあります。
由来
その昔、旅をしている公家の父と娘がいました。
山道を歩き、疲れ果てた父娘は、どういうわけかその夜親子の一線をこえてしまいます。
すると、娘はみるみるうちに元気になったといいます。
翌日、歩き疲れた娘は「また元気になるように私を・・・」と父に懇願しました。
しかし、昨夜のことで自責の念にかられていた父は、この言葉に怒り、娘を切り捨ててしまいました。
父は娘をこの場所に埋葬し、柴を立てて立ち去っていきました。
あわれに思った村人たちが、お堂を建てて娘の霊を慰めたのだそうです。
すると、お参りした人たちの婦人病や下半身の病気が治ったといいます。
これが、柴立姫神社の由来といわれています。
ご利益
ご祭神は、先に書いた公家の姫君となります。
ご神体は、尼僧姿の石像です。
子宝や安産、下半身の病気、婦人病の神様として知られています。
また、男性の下の神様としても崇められています。
つまり、精力増強です。
言い伝えをきいて、はるばる遠くからお参りに来られているのだそうです。
人吉街道、県道304号線をさらに下流へ進むと、JR球泉洞駅となります。
球泉洞駅を過ぎてすぐに、球磨川に突き出た大きな岩山に出くわします。
これが、清正公岩です。
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