須恵中学校 運動場は新興住宅地で、遺構の悲壮感なし

須恵中学校は、熊本県球磨郡あさぎり町須恵にあった、町立中学校です。

2012年(平成24年)に、新設されたあさぎり中学校へ統合されました。

須恵中学校

1947年(昭和22年)に、須江村立須恵中学校として創立した、公立中学校です。

2003年(平成15年)、市町村合併により、須恵村があさぎり町となり、あさぎり町立須恵中学校となりました。

もともと、須恵村は、日本一小さな村といわれるほど、面積の小さな村でした。

人口も1.5千人程度で、児童数も少なく、一村一小学校であったため、須恵小学校の児童がそのまま須恵中学校へ進学していました。

あさぎり中学校

あさぎり町は、5ヶ町村が合併した町であり、この時点で町内には5つの公立中学校がありました。

2012年(平成24年)に、あさぎり中学校を新設、5中学校を統合しました。

これにより、生徒数は500名近くになり、地域一規模の大きな中学校となりました。

須恵中学校グランド跡地分譲

校舎は鉄筋コンクリート3階建てで、見た感じそう古くは感じません。

現在は特に利用されていないようです。

運動場は、新興住宅地となっています。

街が住宅用地として、分譲を始めたためです。

新築住宅が建ち並ぶ光景に、廃校跡地の悲壮感は全くありません。

ちなみにまだ、区画の余裕はありそうです。

場所 熊本県球磨郡あさぎり町須恵1860

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