竹原神社は、熊本県八代市にある神社です。
ご祭神は、八代妙見祭で有名な八代神社と同神となります。
由緒
社地は妙見神が渡来した、竹原津とよばれていました。
680年に中国明州から、妙見神が3人の人に姿を変え、亀蛇 (がめ)の背中に乗ってたどり着いた場所といいます。
以下がその3人です。
- 目深検校
- 手長次郎
- 足早三郎
妙見神は3年間、竹原津に仮座したあと、益城郡小熊野村の千代松ヶ峯に鎮座します。
さらに、758年に妙見上宮に移ったといわれます。
1186年、後鳥羽天皇の勅願により妙見下宮(現在の八代神社)が建てられています。
このとき、妙見神の上陸地ということで、竹原妙見宮が建てられたとされています。
明治初期の神仏分離令により、竹原神社と称するようになっています。
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ご祭神
境内
社地は八代駅の北側で、現在は海岸線から10kmほど内陸地です。
しかし、八代は江戸時代から大規模な干拓により農地を増やしています。
干拓が始まる前は、松浜軒あたりまで八代海でした。
竹原神社が海に面していたというのは、現在ではウソのようです。
しかし、八代の干拓の歴史を見ると真実であることがわかります。
「妙見神が竹原津に上陸した」 という伝説も現実味を帯びてきます。
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