垂水千本イチョウは、鹿児島県垂水市にあるイチョウ園です。
今や垂水市の秋の観光名所となっています。
見ごろ
紅葉は11月下旬から12月上旬が見ごろとなります。
イチョウの木自体は一年中見ることができますが、やはり色づく時期に見たいものです。
鹿児島だからといって、紅葉時期が特別に遅いわけではありません。
ただし、自然相手ですので毎年微妙に違ってきます。
ちなみに、記事の写真は 2021年(令和3年)12月4日のものです。
折からの強風で多くの葉が散り、見ごろとしては最終盤でした。
しかし、この日もたくさんの人が訪れていました。
イチョウ園は個人所有地
4.5ha の山林には、約1,200本ものイチョウが植えられています。
東京で暮らし帰郷された園主の中馬さんが引き継いだのは、荒れたミカン山でした。
神宮外苑の銀杏並木を見ていた中馬さんは、この山に銀杏並木を再現したいと考えました。
1978年(昭和 53年)から、ご夫婦でイチョウを植樹しはじめます。
個人の力で現在の姿になるまでには、数十年の時間と途方もない労力がかかっています。
3つのブロック
イチョウ園は大きく分けると3つのブロックに分かれています。
それぞれのブロックで、趣がちがっています。
Aブロック
Aブロックは第一駐車場から近く、比較的平坦な山です。
道には黄色のじゅうたんが広がり、散策するのに最適です。
Bブロック
Bブロックは県道より低い、イチョウの森です。
面積的には最も広いのでじっくり楽しみたい方は、下まで降りてみましょう。
Cブロック
Cブロックは県道より高い区画で、眺望が効きます
上段には、癒しの丘と幸せのベンチが用意されています。
癒しの丘と幸せのベンチ
Cブロックの128段の階段を上ったところにあるのが、癒しの丘です。
垂水市内から南側の展望が開けています。
開聞岳や知林ヶ島を見ることができました。
そして、癒しの丘には2つのベンチが用意されています。
幸せのベンチといいます。
ギンナン
イチョウ園で採れたギンナンを買うことができます。
電子レンジでチンするだけの簡単調理、みそ汁に入れてもおいしくいただけます。
垂水市の観光スポット
イチョウ園には、垂水市の観光案内板があったり・・・
観光協会のパンフレットが置いてありました。
千本イチョウの紅葉に併せて夜間はライトアップされたり、市内の温泉が3割引きになったりします。
訪れてみて垂水市のみならず、大隅半島の外せない観光スポットになっていることがわかりました。
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