東海大学阿蘇校舎は、かつて熊本県南阿蘇村にあった同大農学部キャンパスです。
熊本地震によって大きな被害を受けましたが、震災遺構として保存してあり、見学することができます。
熊本地震震災ミュージアム
2016年(平成6年)熊本地震では、2度にわたって大地震が襲っています。
南阿蘇村では本震において震度6強を観測し、甚大な被害が発生しました。
このとき被災した東海大学阿蘇校舎では、キャンパス内の一部を震災遺構として保存してあります。
熊本地震震災ミュージアムの一角的な位置づけになります。
熊本地震震災ミュージアムというのは、農災遺構をフィールドミュージアムとして保存示する取組です。
熊本地題の経験を風化させず、教訓を後世に伝えるのが目的です。
南阿蘇村だけではなく、熊本県内各地で整備される計画です。
旧1号館
震災遺構として保存されているのは旧1号館です。
見学通路に入ると、まず地表に現れた断層を見ることができます。
校舎は耐震補強がされていて倒壊は免れたものの、窓や外壁が壊れています。
校舎内は震災直後の状態が残され、壁や柱が壊れ備品が散乱しています。
玄関側に回ると、地震でできた校庭の段差や亀裂を見ることができます。
ロビン像
国民的マンガ「ONE PIECE」のキャラクター像は、熊本地震後に復興支援のため県内各地に設置されています。
東海大学阿蘇校舎には、ロビン像が置かれました。
考古学者のロビンは、本ミュージアムで震災の教訓を後世に伝えます。
公開時間 | 3月~10月 9:00~17:00 11月~2月 9:00~16:00 |
休館日 | 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は、原則翌平日休館) 年末年始 |
2016年(平成28年)に発生した、熊本地震は記憶に新しいところです。 その復興支援をするために、ワンピースのキャラクターが被災した各地に配属されています。 ONE PIECE とは? […]
臨空キャンパス
東海大学阿蘇校舎には、農学部の学生約1,000人が在籍していました。
東海大学では、学内直下に活断層が走っているため、同地での再建は断念しています。
農学部は熊本空港の近くの臨空キャンパスに移転が決まり準備をすすめています。
臨空キャンパスは2023年完成予定です。
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